2.何が自分にとって有用かは自分にしか判らない
全身に癌が広がっていた女性の話をいたしましょう。
彼女はあらゆる治療法を施してきたにもかかわらず、何の効を奏することもなく全身に癌が広がってしまいました。
その主な原因は、『過去15年間自分が嫌だと思っている仕事をしてきたこと』だということがわかりました。
その仕事が大嫌いで、『あぁ、私はこの仕事をやめなければ病気になってしまう。
癌になってしまう・・・』と、いつも思っていたからです。
しかし、原因がわかっているにもかかわらず、彼女は仕事を辞めるという決心をしなかったのです。
それは何故かというと、彼女は夫と一緒に不動産業を営んでいたからです。
彼女は、その仕事に関する書類の処理、電話の応対、資料のファイリングなど、全ての事務処理をしていました。
彼女の夫は「君なしでは、この仕事は成り立たないよ。
」といつも言っていました。
そして、彼自身もこの仕事があまり好きではなかったのです。
彼の方は心臓のバイパス手術を受けており、自分自身も、かなり高い危険を背負っていました。
勇気ある決断
けれども、彼女はこのまま同じ生活をしていれば、健康を取り戻せないと考え、この仕事には二度と戻らないと決断しました。すると、その直後から彼女の気のエネルギーが高まってきたのです。
すでに障害者のための保険がおりているので、経済的にはもう仕事をしなくてよいはずでした。
彼女は、海の近くにトレーラーハウスを持っていたので、そこでしばらくは暮らすことに決めました。
電話もないし、好きな本がたくさん読めることや、海を見ながら子供達が砂遊びをするのをゆっくり見るのがとっても好きだし、浜辺を歩く人たちを見るのも好きでした。
そこへ行けば癒されると思い、彼女はそれを実行したのです。
それから6週間後、彼女は主治医に診察してもらいました。
すると、身体の中に癌細胞は全くないことがわかりました。
主治医は彼女のことを「奇蹟の患者」と呼びました。
そして、それから三ヶ月後、夫が、「ビデオのボタンを押せるなら、コンピュータのボタンも押せるだろう。
」と言い、仕事に復帰するように迫ったそうです。
夫は、彼女が癌になった原因を全く理解していなかったのです。
その時、彼女は夫のために仕事に戻るべきかどうか考えました。
けれども、そう考えた途端に気分が悪くなりました。
彼女は二度と同じ仕事にはもどらないことが自分の身体にとっては、一番よいと判断しました。
「あなたにとって大切なものは何か、あなたにとっての真のメッセージは何か?」 をいつも心に留めておくことが大切です。
愛している ≠ 理解している
彼女の夫が彼女を愛していたのは事実です。しかし、彼は彼女のことを理解していません。
彼なりのレベルで 何かを理解しているのだとは思いますが、不十分なのです。
あなたの場合も同じことがいえるかもしれません。
どんなにあなたに近い人であれ、あなたの事を理解できないことがあるということを知っておく必要があります。
しかし、理解しないということは愛していないということではないのです。
例えば、あなたがしたくないことを愛する相手にしてあげないのは、あなたが相手のことを愛していないから、という事と結びつかないのと同じです。
大切なことは、何が自分にとって有用かということは自分にしか判らないということです。
そして、それは勇気のいることです。
時には周りの人間が理解できずに、あなたのことを攻撃してくることもあるでしょうし、時にはあなたをおこらせるようなこともあるでしょう。
それを心にとめておいてください。
しかし、わかりあえるように努力することも大切です。
話し合う場を設けたり、常日頃から自分の心の内を話して、より理解しやすい関係を築いておくことをおすすめします。
自分にとって真に良いことを行っていると信じている人たちが失敗することはありません。
それが明確になった時には、是非、尊重してください。
大切なのは、自分が自分にとって良いと思える人生を送っているかどうかです。
たとえ、自分の家族や会社の人など、周囲の人が理解してくれなくても、あなた自身が、自分のストレスと、その解消の仕方を知っていれば良いのです。
ですから、病気になった時は、どのようなストレスがあったかを知る事が大切になります。
どのようなことがあり、どのような感情がわいてきたか、そして、私達はそれに対して自分の心が広がるように対処する方法を学ぶ必要があるかもしれません。
しかし、それを行う価値はあるのです。
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3.自分に対する許しと二次的恩恵
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